インド映画?
よく分からんけど、歌って踊るヤツ?
…日本人にインド映画と聞けば、100人中99人はこんな答えが返ってくるでしょう。たしかに、インド映画の9割は急に踊りだすし、「そんな映画のストーリー、楽しくないでしょ?」と感じる人も多いのもわかります。
でも、今やインド映画は踊るだけではナッシング!
むしろ、邦画どころかハリウッド顔負けの作品を連発しています。なんせ映画をもっとも多く作っているのは、ハリウッドではなくインドのボリウッドなんですから。今回はインド映画沼にハマった私が、ボリウッドの魅力を語り尽くしていきます!
インド映画の魅力を徹底解説
魅力1:上澄みだけ日本に来るので面白い
魅力2:すべてが新鮮なインド文化!
魅力3:美女とイケメンが大量!
魅力4:良くも悪くもわかりやすいストーリー
魅力1:上澄みだけ日本に来るので面白い
初っ端から、インド映画の魅力と呼んでいいのかですが…
やっぱりインド映画は日本では圧倒的にマイナーなので、よほどインドで評判の良い作品でも無い限り、日本で放映されることもなければ、日本語字幕でDVD化されることもありません。
例えばインド映画で有名な
・バーフバリ
・きっとうまくいく
などは全部、インド歴代興行収入1位を記録した作品です。ハリウッド等と違ってリアルタイムでの映画公開は少ないものの、日本で公開されるインド映画は「ハズレ」回避率が圧倒的に高いのが特徴です。
日本語化されているインド映画=そこそこ面白い!
というクオリティ保証がされているのは大きいですよ!
魅力2:すべてが新鮮なインド文化!
インド映画の何が魅力的って、インド文化が楽しめること。
私達が一番良く見る映画は、邦画もしくは洋画。すると舞台はほぼ日本かヨーロッパ(アメリカ)で、良くも悪くも見慣れた文化や景色ばかりになります。
でも、ボリウッドの舞台はインド!
服装からして日本やヨーロッパとはまったく違うサリーや民族衣装を着ているし、食事はワケの分からない物が大量に出てくるし、街の様子も日本とまるで違うし…
例えば人気のインド映画「きっとうまくいく」ではインド流結婚式の様子が描かれます。極彩色で飾り付けて、盛大にお祝いしている姿は西欧式の結婚式とはまったくの別物!
またインド映画ってたびたび隣国パキスタンも描かれるのですが、例えばパキスタンのバスって日本のデコトラもビックリな芸術品みたいになってたりします。(バジュランギおじさんと小さな迷子)
他にもインド東部の都市、コルカタを舞台にしたミステリー映画「女神は二度微笑む」では、女神を祝う盛大のお祭り「ドゥルガープージャ」を中心に、コルカタの街の様子がこれでもか!と描写されたり。
ストーリーに多少アラがあったり、内容的にはアレ?と思う映画でも、インドの日常風景を日本にいながら楽しめるのもインド映画の大きな魅力だったりしますね。
魅力3:美女とイケメンが大量!
インドは美男美女大国!
これは実際に映画を見てもらうのが手っ取り早いのですが、インド人めっちゃ美人&イケメンです!とにかく目が大きいし、彫りが深くてすごくエキゾチック!
例えば、かわいさと美しさを共存させた日本人好みのハリウッド女優、ディーピカー・パードゥコーン。なんでそんなに目大きいの!?と思うくらいの絶世の美人です!
他にも有名なインド映画「バーフバリ」に出演しているラスボスキャラ、バラーラデーヴァの俳優であるラーナー・ダッグバーティさんもめっちゃイケメン!!
テキトーにインド映画を1つ見れば、その魅力に気付けます!!
魅力4:良くも悪くもわかりやすいストーリー
インド映画って、
「見たけどよくわからなかったな…」
という事があんまりありません。
これはキャラクターの意図が明確だったり、ストーリーでやるべきことが明確になっている事が挙げられます。とにかくスムーズに理解しやすいんですよね。
反面、邦画や洋画ってストーリーが複雑すぎる部分がありませんか?
「単純なストーリーなんて深みがない!つまらない!」
みたいな風潮もありますが、個人的には1度目からしっかりと楽しめる映画のほうがエンタメとしての完成度は高いと思いますし、これもインド映画の魅力かなと。
まずはこれ!おすすめのインド映画
・バーフバリ伝説誕生/王の凱旋
・きっとうまくいく
・バジュランギおじさんと小さな迷子
とにかくド派手なアクションが見たい!
バーフバリ伝説誕生/王の凱旋
私が一番好きなインド映画。
2時間半にも及ぶ放映時間すべてがキメシーン。コース料理を肉や魚のメインデッシュだけで構成してるようなすさまじい濃い映画です。
まず、映画開始直後のインパクト!
見知らぬおばさんがヤバい最期を遂げるだけでも「なんだこの映画!?」となり、さらにやたら滝(天まで届きそうなレベル)に固執する主人公。
あと、この映画を見る上で大事なのは、
「インド版ドラゴンボール」
という認識でいることです。
主人公はどんな事があっても120%倒れないし、滝から数百メートル落ちても何があっても絶対に負けません。なんせマハーバーラタですからね。半分神様の物語なのです。
きっとうまくいく
きっとうまくいく
「インド3大カーン」の一人、アーミル・カーン主演の映画。
インド映画といえば日本では長らく「踊るマハラジャ」のイメージでしたが、「第二次インド映画ブーム」を引き起こすきっかけとなったのがこの作品!
インドのIT大学を舞台に繰り広げられるコメディ全開なやり取り、そしてまさかのミステリーに加え、さりげなくインドの社会問題にも切り込んでいく…インド歴代興行収入を塗り替えたと聞いて納得の映画です!
インドの文化を楽しみたい!
バジュランギおじさんと小さな迷子
パキスタンに住む、声を話すことができない女の子がインドで一人迷子となり、「バジュランギおじさん」に助けられ、2人で少女の故郷を探す物語。
パキスタンとインドの関係性が垣間見られたり、カシミールの美しい景色、日本のデコトラもビックリなパキスタンのカラフルゴテゴテなバス…ストーリー以前に、見ていて飽きない映像の連続です!
そして、話もちゃんとしてる。
というか、泣ける。
派手なアクションとかよりも、「インドやパキスタンを擬似旅行してみたい」「感動できる映画を見たい」という場合はぜひバジュランギおじさんの映画を視聴してみてください。ちなみにこの映画の主演は「インド3大カーン」の一人サルマン・カーンです!
ぜひボリウッド沼に足を踏み入れてみては?
インド映画の魅力を紹介してきました!
この中でも、
・インドの文化や様子を知ることができる ・上澄みばかりが日本に来るからハズレが少ない
というのは特に重要なポイントかなと思います!
洋画とも邦画とも、韓国映画とも違う特殊な魅力を持ったのがインド映画。ぜひこの機会に、まずは気になった1本を視聴してみてください!